21日元気な女性たちにブドウ狩りを楽しんでもらいました

ぜひブドウが成っている場所を見たい!!

そうです。やはり実際のブドウが成っているのを見るのは感激です。

「まあ!壮観ね!」

「思った以上に感動するわ!」

「娘がぶどうの工程を詳しく知りたいと云っていましたの、ぜひブログに書いてください」

「はい承知しました。来年の準備作業から書いていきます。これから葉が紅葉までに、お礼肥えの堆肥を蒔いていきます」

A級品は、もうほとんどありませんが、大きすぎるほど育ったブドウとか、

玉の形状が規格より大きいとか、いろいろです。しかし糖度は18度以上ですから甘すぎるほどです。

「持ち帰りたいけど、いろいろ迷ってしまうわ!」

「親せきに、これとこれを送りたい!帰りに宅配で送る!」と言ってお持ち帰りになられました。

 

KちゃんとYちゃんのコンビ!

KちゃんとYちゃんは良くコンビで働いています。

Kちゃんは雑草取りの名人です。

畑へ来ると自分の働く範囲を決めてかかります。

それが我々が想像してより範囲が広く、雑草がきれいになくなります。

Yちゃんはそこまで雑草取りが好きではないようです。

むしろ防虫ネットの支柱を段取りしたり、張る手伝いが好きなようです。

実際の仕事はKちゃんがやるネット貼りの仕事のほうが、ピシッと決まるのです。

これは子供のころから親の農業の手伝いで、慣れているからでしょう。

Yちゃんの親は農業をしていなかったからでしょう。

20日春菊とほうれん草を植えました

畑を防御していたブルーシートを取って春菊の種をまきました。

4日すると芽が出てきています。

ホウレンソウは種をまいて、すぐネットを張ってやらないと、虫が入ってきます。

午前中に10cm間隔で、20cm毎の列で4列で10mほど種を蒔きました。

60日で収穫する予定です。

我が家の駐車場にピオーネが育ってきました

これはふなつファームの露地に5年前に植えたピオーネの苗でした。

毎年芽が出て葉に育つのですが、育ったのかと思う頃に梅雨に入ると

葉が病気にかかるのです。これでその年はおしまい!

今年から雨の降るのを避けるため、駐車場の屋根の下で移植して育てることにしたのです。

2回ほどうどん粉病とカナブン防除の消毒をしたので、ここまで伸びて駐車場の半分近くまでになりました。

あとどれだけ伸びるかわかりませんが、来年か再来年実をつけるのが楽しみです。

私の計画では駐車場の中心に洗濯干しの竿に縦に沿わせて枝を伸ばしていきます。

今年の12月頃には枝の太さが9ミリのところで摘芯して来年また伸ばす予定です。

来年の課題はその主枝を伸ばしていき、そこから出る副枝を育て、花を咲かせます。

さて思ったほど育つのか、今から待ち遠しく思っています。

 

糖度の低いメルローを3人で収穫しました

Yちゃんとkさんと3人で、メルローを10コンテナほど収穫した。

北荒木のメルローは接ぎ木の2年目で、まだ半分が糖度が15度を下回っています。

このままほっておくと木の樹勢に影響します。

まともな実を収穫する場合は小粒、カラー、腐食の実を選別しなければなりませんが、

腐食だけの実を落とせばよいから、Yちゃんはもう何回も経験しているので、どんどん張り切って収穫した。

Kさんは干しブドウになってしまった実を専門に落としたので、効率が良く彼も張り切ってやった。

それぞれ彼らは特性があるので仕事のやり方を選別してやってもらうことが大切のようだ。

7月から長期の夏休みのA君1

小柄でゲームが大好きなA君は25歳の青年です。市から頼まれ、もう我園に通って3年経ちました。

「週5日間働けるよう体力をつけて自分の好きなことを見つけなさい。そしたら卒業だよ」と教えて始まりました。

当初はか細い声で話もあまりしなかった。しかし3か月間の試用期間が済んだ頃、お父さんが訪ねて来られました。

「どんな教育をしていただいたのですか?」

「私が彼に云ったのは、嫌いなことと好きなことを自分で探しなさい。興味がわくことが見つかったら、どうしてなのか観察しなさいだけです」

「息子が随分変わったのです。朝、我々に挨拶をして一緒に朝ご飯を食べるようになったのです」たしかに彼はどんどん変わってきました。

年上のおじさんたちと話も始めました。私と指導員にも自分からいろいろ話しかけて来るようになりました。そして将来イチゴ栽培をしたいのでイチゴを育ててみたいと云ってきました。

何か責任を持たせるために、すべて任せてやらせようと指導員H君と決め、彼のために畝を決めてやりました。そしてマルチを自分で貼り、イチゴの苗を買ってやり任せました。

しかし1ケ月待たずにイチゴは枯れてしまいました。

「なぜ枯れたのか分かったか?」

「いや、分かりません」

「イチゴが泣いているよ!イチゴは定着するまで水を1週間に2回は最低かけてやらないと枯れるよ!」このころは園には1週間に2回通ってきていました。

畑が分散しているので常時同じ畑の作業ではないので無理もないところがありました。

「言ってくれれば畑に回ったのに…」指導員のH君は言いました。

自分の責任だというのを、もう少しきつく言えばよかったかもしれません。しかし20歳を超えた大人ですが、精神的には子供です。

気づくまで待ってやるつもりだったのでこれ以上は言いませんでした。

彼を見ていると、休憩時間はスマホのゲームをやって自分の世界に閉じ籠っていて他人の思惑には気づきません。

毎週ゲーム仲間と組んでスマホゲームをやっていて、徹夜をすることが多いと云います。

他の仲間も仕事して稼ぎながらのようです。A君は親からもらう小遣いでやっているようです。

この時は成長の過程だと、もう少し長い目で見守ろうと思いました。

65歳になったKちゃんの得意技

Kちゃんは小柄でいつもニコニコして話しかけてきます。

「内藤さん!昨日あそこの草を刈っておいたよ!」

「見たよ。奇麗になって片付いていたよ。ありがとうよKさん」

満面の笑顔で答えてくれた。いろいろな性格の人がいるが、丁寧に雑草を片付ける名人である。

最近は目と耳が悪くなって、早くこの仕事は辞めたいと云っている。

今年はワイン用のブドウの収穫に挑戦してもらった。

小粒は我々夫婦で2ケ月掛かって取り除いたので、軸枯れをして実が腐ったのを取り除くだけだ。

Kさんは目が悪いのでその部分を除いた黄色のテープで記した場所だけを収穫してもらった。

それでも部分的に腐食がある房もある。もう1回チェックがいる。Kさんは今年から収穫作業ができたので、褒めてあげたら大変喜んでいた。

Yちゃん同様に人並みの事が出来て、自信をつけたようだ。

いろいろ家庭事情を聴いてみると、両親は亡くなっていて故郷には兄しかいない。

お盆の休みも帰郷したが、今まで浜田駅まで迎えに来ていた兄も今年は来なかったようだ。

タクシー代が偉く高かったと嘆いていた。

彼らの大半が年齢が高くなっていて、当然身内も亡くなっている。兄の家族は関西で生活していて、田舎に兄一人暮らしのようだ。

親が作っていた田を一人で耕作している。Kさんが帰ると労働力と現金を当てにしているようだ。

「兄さんが、法事の金を出してくれと言ってお金がかかってしようがない」

「Kさんも一緒にお酒を飲むんだろう?」

「ビールを飲むが、兄さんのほうが強い」

「なんだかんだでお金がかかる」

どうやら、現金収入のない兄貴はKさんが帰ってきて来るのを当てにしているようだ。

そこまで気が回らないKさんは将来が見通せていないようだ。