ビジュノワールの芽欠きの時期?

芽欠きで残した花房

摘房の前に芽欠きをして15cm前後の間隔で新梢を残している。主枝に近い芽で、花房を付けていて太くて長い枝の健康そうな大きな展葉8枚ぐらいもっている枝を選んでいる。

短い枝で立派な花房を付けているものは、生き残りをかけているが…残念ながら養分を食いすぎてバランスを崩し、木全体の生理障害を起こして根を痛めてしまう。かわいそうだが遠慮なく伐採してしまう。私の歩いた後は短梢の山だ。去年はここまで徹底していなかった。むしろこの後の整房に精力を傾けていた。ひどい場合は3年木でも実を付け過ぎせっかく実っても枯れてしまった。今年はこの反省から芽欠きを徹底したのちに整房しようと計画している。ワイン用のブドウはここまで管理する必要はないといわれているが、良いワイン用のブドウを作ろうと思っているので拘ってみたい。

良いワイン用ブドウとはイタリアでもブドウの熟成と糖度にこだわっていて、オーナー自ら、収穫してから暗所で腐食カビが発生しないよう風通しをよくして、休みなく裏表を繰り返しひっくり返し3か月も熟成させているワイナリーがある。

私は2800本近くのワインを飲んだので自分好みの味は決めている。今はボルドーのようなブレンダーの舌で作ったワインは好まない。スペイン、イタリア、チリなどのブドウ1種類でできたピュアなワインに凝っている。

しかし自分でワインを作っていないので、ワインの味がブドウの力とどんな関係をするかもうひとつわからない。