読者感想文
まず物語の重厚さと表現の濃密さに驚いた。最近はもっぱらノンフィクションを読むのが専らで、小説はあまり読まない。最初からヨーロッパの歴史、音楽、食文化、文化等が濃密に出て考えながら読んでいて進まなかった。慣れてくると興味深くどんどん引き込まれてしまった。前半では渡辺淳一か瀬戸内寂聴ばりの官能場面あり、ややこしい話かと思えば、主人公峰男の会社の人間関係、派閥争い等が「半沢直樹」のようにハラハラ、ドキドキの連続だった。準主人公の舞がどうなるかと思ったら・・・・。
「今井書店」0853-22-8181各店で1,430円(消費税込み)
・出雲市 ギャラリー高瀬川0853-22-3188で販売中
「ファリャ」はスペインの内戦時代(1936~1939年)の作曲家マヌエル・デ・ファリャ
が作曲した「恋は魔術師火祭りの踊り」でも有名なバレンシアの冬の風物詩の火祭りである。
ヨーロッパ中から観光客が集まり、踊り子のパレードから始まり、爆竹や花火が打ち上げられ、一週間続く最後の三月十九日には20mを超える聖母マリアが人々の悩みや業を背負って燃やされる火祭りである。
読者感想文
現役時代、よく読んだ経済小説のようだった。読み進んでいくと「半沢直樹」とは別の産業界の知識、観察眼、司法の知識に感服しました。大人の細やかな心理描写に引き込まれるものがあった。恋愛の最後はどうなるかと思いましたが、「もう…峰男に会っても普通に振舞える…。」で安心しました。
「今井書店」0853-22-8181 各店で1,430円(消費税込み)
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