Yちゃんの夏休み

60歳前のYちゃんは島根県西部の山間の町の出身だ。お盆休みが待ち遠しく、私たちにあと何日したらお盆に帰るのだと話してくれる。

「どうやって帰るの?」妻が聞くと

「車で迎えに来てくれる!」と喜びいっぱいの顔で答えた。

「誰が迎えに来てくれるの?」

「甥と家族と一緒に車に乗って帰るんだ」歯が抜けた顔面は喜びを隠せない。

彼は何か仕事を頼むと「あいよ!」と大きな声で快く引き受けてくれる。

今ブドウの収穫で午前中いっぱい働いているが、午後14時までに出荷しなければならない、間に合わないときがある。

でも「少し食事を遅らしてね!」と云うと、いつものように「あいよ!」と快く引き受けてくれる。

ブドウを入れるコンテナがいっぱいになるころを気にしていて、頼みもしないのに次のコンテナを持ってきてくれる気遣いができる。

本当にありがたく、障害者でもこんな気遣いができるんだと感心してしまう。

もう一人のKちゃんが病院の検診で休んだので、今日は彼一人しか来ないから私と二人で13時まで頑張った。

次の作業場所まで移動する途中でコンビニへ寄って、彼の好物のアイスクリームを買った。

私は病気の治療があるので食べられないが、もちろんバックミラーには彼の満面の笑顔が見えた。

島根定住財団から畑のRegaloを見学に来園されました

どんな人たちがどんな働きをしているかリサーチがありました。

今日はお盆休みに甥が迎えに来てくれると楽しみにしているYさんと一緒に写真を撮りました。

彼はいつも何か仕事を頼むと「あいよ!」と心地よい返事をしてすぐ行動してくれます。

(写真は指導員のH君がぶどうの手入れしているところを財団の人が写真に撮っているところです)

菱根西のビジュノアールは順調に成長しています

ファームの南側のビジュノアールは軸枯れも少なく玉太りして15~18度と上がってきました。

中通りと北通は気温40度を超えて、軸枯れが出ています。

風の通りの良い西側は気温もそう高く上がっていないので順調です。

中通りと北通は散水の効果が少ないのか、地下水位が高いせいなのか、葉の成長が悪い気がします。

来年は発芽から新梢の成長までの窒素肥料を増量して施肥することと散水を毎日して観察しようと思っています。

北荒木ファームのビジュノアールがヴェレーゾン期に入りました

ビジュノアール23本の糖度測定をしました。

糖度の低い木2本ほどは13度~15度でしたが、

残りは15度から19度ありました。

お盆明けには収穫ができると思っております。

去年はスプリンクラーで散水していましたが、近隣から音のクレームがあり散水ができませんでした。

今年は穴あきホースで毎日気を使って散水したら、玉太りもよく成長しています。

収穫時期がずれるメルローも今年は糖度が上がり15度ありました。